スタディファームの舞台 二本松農園について
スタディファーム趣旨
NPO法人がんばろう福島、農業者等の会では、二本松農園(福島第一原発から50km) を主な農園として、会員の県内農家(果物農家もあり)と連携をとりながら、スタディファームを始めました。震災で福島県農家がどのような歩みをしているのか、実際、福島県の農業現場を訪ねていただいて、農家と交流しながら、今後つながっていただければと思います。
スタディファーム パンフレット
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スタディファーム チラシ
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スタディファーム パンフレット 英語版
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スタディファーム参加料金 1日1組限定(当面)
○ 大人 ¥1,000/人(税込)
○ 〜中学生 ¥ 500/人(税込)
※案内先の食事代、果物狩り等は別途料金となります。
※宿泊については、御相談ください。
※ご希望により、二本松農園直営居酒屋「たくの実」福島駅前にご案内いたします。(飲食代実費精算)
福島第一原発から50km
二本松農園は、福島第一原発から50km の二本松市内に位置し、きゅうり(露地)、米(コシヒカリ、早場米五百川、有機米)、各種野菜を栽培しています。震災後、福島県内32農家と協力して、インターネットでの直販(会員5000名)や東京への販売(震災後130 回)を実施しています。
「NPO法人がんばろう福島、農業者等の会」は、構成員が協力し、福島第一原発事故等を要因とする風評被害等に立ち向かいながら、安全でおいしい福島県産農産物や加工品を全国の消費者にお届けすることを目的として活動しています。
原発事故後の農業への影響(20年後へタイムスリップしてしまった…)
全国的には農業をやめる人が多い理由は、高齢化がありますが、福島県では、福島第一原発事故の影響により、水田除染をしなければならなくなったことや、いわゆる風評被害で、福島県産農産物がなかなか売れなくなった事も原因となっています。水田除染に関しては、たとえば、当地域の水田では、セシウムを吸収すると言われている「ゼオライト」を2012年春に、10アールあたり200 kg 散布することになりました。高齢化している現状では、米をつくるだけでも大変なのに、そのうえに、このような重労働・・・。もうできないので、これを機会に農業を終わりにしようという感じです。
つまり、福島県の農業は、これら全国どこにでもある農業者の高齢化に加え、放射能の影響が加わり、更には、風評被害・・・と、トリプルパンチで、離農者が増えていったのです。今の福島の農業の現状は、日本の農業の10〜20年後の姿なのかもしれません。