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現在行われている農地除染は、塩カリ添加とゼオライト添加で、放射性物質は、農地に残ったままです。私たちは、田から、放射性物質を取り除きたいのです。現在福島で実施されている除染は、カリウム添加とゼオライト添加です。どれも、放射性物質が、田に残ったままで、安心して、米つくりをすることができません。昨年、試験的に行った有機除染(微生物を田に添加して吸着材でセシウムだけを取り除く方法)が、予想以上に成果を上げました。今年は、規模を大きくして、有機除染を実施していきたい!
環境省が行っている5000Bq/Kg以上の農地除染(御参考)・・・・土の入替で、フレコンに何百年と代々受け継いできた土が廃棄に。
概要
農地除染の現状
解決策
有機除染の流れ
実績
現場の声
現場の声(1)
有機除染から田植えの収獲までを経験した齊藤登さんの声
2013年春、二本松農園の2アールほどの水田で、その「農民による農民のための除染」は開始された。薬品を使わず、農地のために良い微生物を使うので、その方法は「有機除染」とも名付けられた。
S社長が、農園のトラクターの後ろに乗り、水を張った水田に微生物を散布していく。その水田を何回も何回も「代かき」を行う。そして次の日、その水田の放射能を測ったところ、なんと、2000ベクレルあった放射能が1000ベクレルに半減していたのである。「齊藤さん、すごい!放射能が半分に減りましたよ!」社長の明るい声が響いた。
さらに、2013年の秋、この水田から採れた米を「食味」コンクールに出したところ、「食味値90」をとったのである。食味値はその名のとおり「米のおいしさ」を示す数値であり、100点満点で、80以上あたりから、かなり「おいしい米」と呼んでいいものであり、それが、90点ということは、かなりの高得点である。実際、二本松農園のばあちゃんが食べ「なんで、この田んぼの米だけ、こんなにうまいんだべねえ。」と言ったほどである。S社長は、それを「復興米」と名付けた。
現場の声(2)
また佐藤社長は「現在の塩化カリや化学物質を投入する除染のやり方では、結局農地を痛めてしまう事になる。もっと農家の身になった「農家による農家のための除染」をしたい。」という話でした。私は、この社長の考え方に同感し、ぜひ、一緒にやりたいと思うようになりました。具体的に佐藤社長の除染の方法とは、農地に、ある、植物の生長にも良い影響のある「微生物」を散布します。その微生物は何らかの作用により、土からセシウムを分離する働きをします。分離したセシウムは、水田であれば水の中に浮き出てきますので、その水をスポンジ等のフィルターを通し、セシウムを除去しようというものです。2013年5月に二本松農園の小さな水田を利用してその実験を行いましたが、その時は見事!2000ベクレルあった土壌が1000ベクレルまで半減しました。
がんばります福島県農業!二本松農園ブログ より抜粋
募金・寄付のお願い
除染に使用する微生物の購入資金、除染の実験に関する作業人夫賃、消耗品、微生物の培養施設の整備等に使用させていただきます。なにとぞよろしくお願いします。
二本松農園のネットショップ「里山ガーデンファーム」に「有機除染募金」の商品を用意しましたので、それを利用して募金をお願いします。
1口千円から、クレジット決済、コンビニ決済が可能です。
次の口座にご入金いただく方法でも募金が可能です。
その際は、他の入金と区別するために、送金者欄に「ユウキジョセン」と明記願います。
【振込口座】
東邦銀行 二本松支店 普通預金口座
口座番号 1164814
口座名義 トクヒ)ガンバロウフクシマノウギョウシャトウノカイ