特定非営利活動法人 がんばろう福島、農業者等の会
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本当は、上流から除染をすることが大事ですが、山林の除染規模が大きすぎて行えないという事実。
このことは、水路からセシウムの混入の恐れが少なからずあることを意味します。しかし、最近の日本の会社の技術革新により、水路にセシウム吸着フィルターを設置することで、汚染を防止することができます。



概要

除染改善の手順として、上流から除染をすることが大事ですが、山林の除染規模が、大きすぎて行えないという事実。
このことは、水路からセシウムの混入の恐れが少なからずあることを意味します。しかし、最近の日本の会社の技術革新により、水路にセシウム吸着フィルターを設置することで、汚染を防止することができます。

昨年、残念ながら100Bq/kg超えでてしまった太田地区について検証しました。
下記地図から、太田地区の水源である山々の方面が、原発の影響を高く受けていることがわかります。


しかし、水路の水の放射能を測定しても1Bq/Kg以下でした。
これを受けて、水からの影響は少ないという見方をしていました。(⇒実績報告につづく)



実績

水路のセシウム吸着材として、天然ゼオライトや人工合成系ゼオライトやプルシアンブルーなどがあります。

≪吸着材プルシアンブルー例≫


(大日精化工業株式会社様のレポートより抜粋)


≪吸着材プルシアンブルー検証事例≫


(大日精化工業株式会社様のレポートより抜粋)


下記は、水路に設置したセシウム吸着材の放射能を測定したものですが、とても興味深いデータとなっています。
(大日精化工業株式会社様のレポートより抜粋)

今回、問題が発生した大田地区とほぼ同位置の小高地区の値が、高いことがわかります。
このことから、溶存セシウムが、高いことがわかりました。
つまり、上流に高い放射能地区がある場合、その流出防止に努めることが、特に重要であるということが推測されます。
又、南相馬の土質が砂質のため、水はけが良く、水を他の地区より多く使用されることも原因の一つと考えられます。

今年は、更に規模を拡大して、水路に、セシウム吸着材を設置していきたいと考えています。
水路からの拡散防止が必要であることを実証していきたいと考えております。



現場の声

2014年の研究成果に、期待が集まっています。


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水路からの拡散防止に関する作業人夫賃、消耗品等に使用させていただきます。なにとぞよろしくお願いします。


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